最近、奈良に行くことが多いのですが
先日は主人の用事のお供で
奈良県にある「高林庵」を訪れました。
石州流茶道宗家の本部でもあり
片桐家の居宅。
一般では入る事のできない場所だそうで
見るからにすごいお屋敷です。
お屋敷の中もお庭も素晴らしいです。
さすがに茶室もたくさんあります。
私は軽い気持ちで付いて行ったのですが
なんと、そこに集まるご婦人方は
みなさんお着物で男性はスーツ(汗)
私たち平服で、いきなり目立ってしまってます。
最初に椅子席の厳かなお茶室に通され、
勧められるままに残りの席に座ったら
一番上座になってしまう(汗)
大勢の和服のみなさんを代表して亭主とあいさつを交わす役目。
マジか?
だから2席空いていたのか?
グッ(涙)
懐紙も何も持ってないし靴下も白ではなく
まさかの黄色。
無作法にもほどがあるが
もう席は替えられない(涙)
しかし大勢の人の中で私だけが
馬上杯(ばじょうはい)という特別な器で
亭主の点てて下さるお茶を頂く事ができる。
あ~昔、茶道は軽くたしなんでいたが
こんな恥ずかしい思いをするとは・・・。
逃げ出したい感満載。
器や茶道具も素晴らしいものばかりで
写真撮りた~い。と思う事も無作法?
大恥をかいたお茶席で疲れ果てたら
次は
こちらでお琴の演奏会。
美しい音色を聞いているのに
お茶席でのダメージが大きく
ぐったり疲れる。
昔、祖母と住んでいたころ
お琴が家にあって、祖母のお琴や踊りのお稽古に
いつも付いて行っていた頃を思い出した。
私は先生の事を「おっしょはん~」って呼んでいた。
そしてお琴をオモチャのように扱っていた。
フラッシュバックーーーー!
しかし今でも、こんな世界があるんだな~。
私はいい歳だけど
知らない世界っていっぱいあるよな~。
なんかほんとにその場から立ち去りたくて仕方なかったのですが
最後に
下鴨茶寮のお弁当が出てきました。
キラリン☆彡
ようやく私に笑顔が戻ったのは
言うまでもありません。
美しいお庭を見学したり
興福寺の寛首さまからのお話を聞いたり
賢くなりすぎて熱が出そうでした。
そんな思いをしたのち
「解散!!」
主人は別の場所へ。
(;゚Д゚)
その後、私も一人で別の場所に移動しました。
続く・・・。